次回作構想 [音楽]
ご無沙汰していました。何ヶ月ぶりだろう…ということで。ここのところ曲書きをする時間が作れたこともあり、ようやく遅れまくっていた「管弦楽のためのセレナーデ」の2楽章を脱稿。1楽章もそうだったのですが、短くするつもりが結局どちらも4分越え。当初は5楽章構成くらいにするつもりだったのですが、他の楽章の曲想も涌いてこないし、書いた楽章も当初の予定より長くなってしまったのであとひとつ楽章を書いたらひとまず完成として、次の曲に取りかかりたいところ。
で、その次回作。いよいよというかようやくというか交響曲第2番です。もともと四季をテーマにしようとは考えていたのですが、ふとしたことから群馬県にある吾妻峡が八ッ場ダムの完成とともに水没することを思い出し、また私自身子供の頃から馴染みの深い場所でもあるので、具体的に「吾妻峡の四季」をテーマにして(標題は付けるとしてももうちょっと抽象的な名前にします)消える運命にある峡谷への餞にしようと。
そういえば交響曲第1番「碧き清流」も河口堰建設により本来の姿ではなくなってしまった長良川への鎮魂歌、というのが作曲動機の根底にあります。ですから私の場合、人の手による自然破壊に対する抗議的意識というのが大曲を作るモチベーションとなっているのかも。
…ということで吾妻峡へ取材に行かなきゃなぁ、最低春夏秋冬の4回。ついでに川原湯温泉にも入らないと。
コメント 0